大学共通テストで混乱する愛媛の高校生たち
文部科学省の有識者会議が大学共通テストの在り方について2025年(今の中学3年生)以後の受験について導入予定であった英語の民間検定試験や国語・数学の記述式問題の導入を断念した模様です。正式には今年の夏ごろに決定し発表されます。今後はいままで通りの各大学の個別入試で合否が決定される模様です。要するに「国は口を出さないから各大学でやってね」といったところでしょうか?
この新共通テストで活用される英語資格・検定試験は民間から募集されて大学入試センタ-による審査の結果、8種類の英語試験が参加要件を満たすと認められ、「合格」となりました。代表的な検定は英検、TOEFL 、TOEICなどがありますが受験生にとっては試験会場の都市部偏在や高額な受験料が受験機会の格差を生む恐れがあることが懸念され見送られたようです。
また自分の考えを論理的にまとめる思考力や表現力の育成が重要だという考えから記述式の導入を検討していましたが、マークシ-ト方式とは違い公平な採点基準を設けることが非常に難しいことや質の高い採点者の確保も難しいとの判断のようです。
したがって今の高校生たちは英語の民間検定試験や国語・数学の記述式問題の導入を予定していた新学習指導要領に従って勉強を進めてきたわけですが、勉強方法の見直しが迫られています。
当センタ-のプロ家庭教師の先生たちと勉強方法の見直しを検討してください。
追伸
「2025年以後に導入予定」ということは今の中学3年生以下の生徒になりますが、導入は見送られましたのでご安心してください。